窓と網戸の関係とは?
窓には網戸を付けることが多いと思います。それはみなさん、ご存知のように虫が部屋の中に入らないようにですよね。
網戸がないと虫が入ってしまうので換気をしたくても窓を開けられなくて困ってしまいます。
真夏はエアコンを使用すれば換気の必要がないと感じるかも知れませんが、初夏や初秋には窓を開けて風を部屋の中に入れたくなります。でも、外には虫がまだブンブン飛んでいます。網戸がないと部屋の中に虫が入って大変なことになってしまいます。ですので、皆さん窓に網戸を付けたがります。
基本的にはどんな窓でも網戸は付くのですが注意しなければならないことがあります。
それは窓の種類によって網戸の位置が変わるということです。
網戸には外に付くタイプと部屋の中に付くタイプがあります。網戸が動くものもあります。
●網戸が外に付くタイプとしては、引き違いや内倒し窓、上げ下げ窓、ダブルハングなどがあります。
・引き違い窓はご存知のように窓の半分だけの網戸となり動きます。動くので上の方に少しだけ隙間が出来ます。ここからは虫の侵入があります。レールの下の方にも少し隙間ができる窓もあります。ここからも虫の侵入はあります。使う場合は少し覚悟が必要です。
美観的には窓枠とピッタリ合わせてあればそれ程目立ちません。ただ、網をブルーなどにするとちょっと目立ちます。一番目立たないのは黒です。
黒は存在感がないほど感じなくて済みます。グレーは景色が白く濁ります。
・その他の窓は窓全体が網で覆われる形になっています。網戸の枠は窓枠と同じ位置になりますので、窓にピッタリ設置出来ます。ですので、虫が入ることはあまりありません。
美観的には網戸枠と窓枠が同じ位置なのであまり気になりません。
ただ、内倒し窓は部屋側に窓が倒れて来るので低い位置に窓を設けると邪魔になってしまいます。注意してください。
●網戸が部屋の中に付くタイプとしては開き窓、外倒し窓、縦軸回転窓、横軸回転窓などがあります。
美観的には部屋の中から網が見える状態になるのであまりカッコ良くありません。
・開き窓、縦軸回転窓の場合は内側の網戸を開け、外側の窓を開くということになります。
夜になって、窓を閉めたい時には網戸を開け、窓を閉めるということになります。当然、虫が入ってしまいます。
縦軸回転窓には少し前からオペレーターハンドル付きというものが出ています。
これは網戸を開けなくてもオペレーターハンドルで窓の開け閉めが出来るタイプです。この窓ですと網戸を開けないので虫は入りませんが網戸と窓の間に虫がサンドイッチになってしまいます。ちょっと使いにくい窓です。
・外倒し窓は雨が降ってくると雨を受ける側に口を開いているような形になりますので、雨の時はちょっと大変です。網戸は部屋の中ですので開け閉めは開き窓と同じになります
・横軸回転窓は開けた時、窓が屋根のようになりますので、雨は入り難くなっています。ですが、網戸の開け閉めは開き窓と同じなので問題はあります。
大体の感じはご理解いただけたと思いますが、網戸が部屋の中に付くタイプはご注意下さい。
◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは部屋に付けるのであれば引き違い窓と上げ下げ窓、ダブルハング窓、FIX窓です。
高い位置であれば、内倒し窓も良いです。
注)専門家から見た場合、文章中の表現で適切でない言葉や表現があると思います。出来るだけ分かり易く、イメージを伝える文章を心掛けていますのでご了承ください。
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